「ピアノは習ったことがないんです。」
「楽譜が読めないのですが、大丈夫でしょうか?」
よくあるお問い合わせです。あなたもそんなことを考えていませんか?この時に返す言葉は、
「大歓迎です!」
大人になってから、まったく経験のないことに挑戦しようとしているあなた。きっと相当なポテンシャルの持ち主です。そんな方を私は応援します。
大人の生徒さんに大切にしていただきたいのは、好きな曲、弾きたい曲があること。
あなたの好きな、弾いてみたい曲をぜひお持ちください!
学ぶ時に、すべての人に必要なことがあります。
置かれる環境全てが『安全』だと感じることです。
先生が怖かったら本来の力が出せません。
間違ってはいけないと指導されると間違うことができなくなります。
間違っても文句を言われない、評価されない、むしろ間違っても良い環境であるならば自由に弾くことができます。多くのチャレンジもできます。結果としてよりよく楽しく学べるため、継続が可能になります。
人には長年の間に培った、無意識のうちに存在する信念があります。
どの先生にも無意識の信念が存在します、もちろん私にも。
しかしそれが生徒さんにとって適切とは限りません。
楽譜が読めることがひたすら信念である先生につけば、楽譜を読むことが苦手な場合には苦行でしかなくなります。
上手く弾けることが正しいという信念を持つ先生に習えば、そのように弾けない場合には「できない人」という不必要な烙印を押されることになります。
指導者の方がピアノの経験が多いことは確かです。
だからこそ、それが正しいと生徒さんに押し付けるのではなくバリエーションを提示するのが指導です。
私の理想を押し付けることはしません。
講師かなざわは、音楽家の難病と言われる「フォーカルジストニア」という脳神経の病気にかかり左手が不自由になりました。
発症したのは33歳くらい、30年かけて学んできた演奏という技術があっという間になくなる体験は言葉にできないくらい辛かったです。
しかしジストニアのリハビリのために出会った「フェルデンクライス」により、再び好きな曲を弾くことができるようになりました。
この学びにより、若くて体力のある学生時代よりも、現在のほうがピアノ演奏技術が向上しているのがわかります。かつ、疲れません。信じられないかもしれませんが、本当のことです。
体を適切に動かせば、ピアノを弾くのに力はほとんど必要ありません。年を重ねても、いつまでもピアノを弾くことができます。
長く楽しいピアノ人生を送っていただくために、フェルデンクライス等を応用し脳科学の視点で奏法指導をしています。
私の指導の源泉となっているのは『フェルデンクライスメソッド』です。
このメソッドは
『いかなる条件でも脳は神経回路を再編成し、機能を洗練する能力を備えている』
という神経可塑性の科学に基づいています。
ピアノ演奏という動きの指令を出すのは脳です。
どのようにしたら脳が活性化するのか、より良い学びの方法を追求し続けます。
型にはまらない、一人ひとりに合った音楽との関わり方を発展させていきます。
40代女性。ピアノ歴は高校生の時まで。
サティのジュトゥヴを練習しています。
お風呂を沸かしている間だけ練習するという素晴らしい方法により毎日練習されているそうです笑
あともう少し弾きたいけど我慢、実はこれは脳科学的に見ても理にかなった方法なのです。
30代女性。ピアノ歴は小学校低学年まで。
曲はショパンのワルツ第14番ホ短調です。
彼女は私のおすすめの動きのメソッド「フェルデンクライス」を学び始めました。
以前より柔らかい自然なフォームが出てきて、譜読みの能力や動きやすさが上達しているのがわかります。
60代女性。還暦を過ぎてからピアノを始めました。
ギロック作曲のエオリアンハープを練習中です。
日々楽しみながらピアノに向かってらっしゃるそうで私も嬉しいです。
ピアノは何歳からでもできます!
大人の方は月ごとにレッスン日時を決める「単発コース」での受講が多いですが、決まった曜日と時間を確保できる「定期コース」も人気です。
利用頻度は任意ですが月2回が6割くらい、月1回が4割くらいとなっています。
レッスン時間は、40分または55分がおすすめです。