発表会を目前にして、私の大好きなピアニスト、ホロヴィッツの名言を一つ紹介します。
『さあ!世の中へ出てミステイクをやってきたまえ!
でもそれでいいんだ。君のミスだからさ。君自身のミスでなければならない。
君の音楽で何かを言ってきたまえ。何でもいいのさ、“これが君だ”という何かをね。』
ウラディミール・ホロヴィッツはウクライナ生まれのアメリカのピアニストで、主に20世紀中盤に活躍しました。
ミスをしないからと言ってよい音楽になるわけではありません。
むしろ、ミスをしようと思って弾くと力がぬけてうまくいったりすることもあります。
『これが私(僕)!だ』という何かが表現できればそれでいいのです。
ホロヴィッツの演奏。モシュコフスキー作曲「火花」。
この曲を、彼より上手に弾ける人は、まだ私は見たことがありません。