突然ですが、立って深くお辞儀をしてください。体はどこで折れますか?
体を2つに折る、つまりお辞儀をするような姿勢になるときの真ん中は、「へそ」ではなく、『股関節』です。
股関節の位置を知らないで体を折ることは、包丁の刃がどこについているか知らないままに扱うようなものです。
「腰を曲げる」ときに、本当に腰を曲げようとすると、腰椎「ようつい」(腰の骨)が骨折します。あはは(本当の話)。
「腰を曲げる」ときに曲がるのは、腰椎ではなく、『股関節』です。
腰痛は様々な理由から起こりますが、気づかないうちにたくさんしている、お辞儀の不適切な曲げ方からもきていることがあります。
お辞儀をするときに、股関節から曲げ、少し前を見て足の指を気持ち床から離してそらし、お尻をつきだすようにしてみてください。
今までとは違う美しいお辞儀ができ、なんとなく気持ち良い感じがすることに気づくかもしれません。
アウェアネス介助論より引用させて頂きました。
参考になる演奏動画
こんなに露出したコスチュームで弾くピアニストは少なく、またこれほど体の使い方のうまい方もあまりいないので、骨が動く様子がこれ以上ないくらいわかる良い動画ありがとう!という感じです(笑)
まず、お辞儀するときに思いきり股関節で曲げている様子がわかりますか?
というか、股関節で曲げないとこのヒールの高さでは前方に転んでしまうと思います。
そして座り方が非常に上手です。
骨盤がほとんど後ろに傾かず、ほぼまっすぐか、少し前に傾いています。変幻自在に左右に転がっているのも見えます。
腕は静かにぶらさがっています。どんなに動いても肩が上がってきません。
大きい音を出すときには、骨盤から背骨をとおって頭まで全部繋がり、頭が少し後ろにそるのがみえるでしょうか。
男性と女性は骨格も筋肉の付き方も違います。なので、男性のフォームを見ても、女性であるかなざわや、体の小さいこどもの生徒さん、女性の生徒さんには参考にならない場合もあります。
ですが、このユジャ・ワンさんはアジア系の骨格、やや痩せ型、背もそれほど大きいわけではないことから非常に参考になるなと思います。
これくらい自分を表現できると気持ちいいでしょうね〜。
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