腰痛でお困りの方は多いですね。腰痛と聞くと腰に原因があると考えがちですが、原因は腰以外にあることがほとんどです。
腰痛の原因で多いのが、股関節の動きによるものだったりします。
股関節から曲げて歩くイメージがなく、そうするとうまく動けないので、近い部位の筋肉郡を代わりに使って緊張させているためです。(例えばお尻の筋肉を無意識に緊張させたりなど)
アスリートや体の使い方をよく学んでいる人でない限り、股関節のイメージというものは明確でないと思います。
腰自体に原因があるわけではないので、腰痛に対してマッサージなどしても、根本的な解決にはなりません。(もちろんその場は楽になります。)
根本的な解決を目指すには股関節を始めとした適切な体の使い方を学ぶ必要があります。
これと同じように、困ってはいるもののその原因が見えにくい状況が、子供の発達に関してよくあります。
例えば「算数の繰り上がりのある足し算の計算がうまくできない」子供がいるとします。
計算が苦手だからと言って計算ドリルの宿題を増やせばよいわけではありません。
数の操作をしていくためには、数量理解が必要です。
小学1年の算数では、おはじきなど物を使った勉強をたくさんします。
具体的に物を使った勉強を行っていくと、物がなくても頭の中におはじきのイメージが浮かんできて頭の中でわかるようになっていきます。
「頭の中に思い浮かべる」という力を高めることが、実は繰り上がりの学習に関わっているわけです。
それでは頭の中に思い浮かべられるようにするにはどうしたらよいでしょうか。
また、逆に「なぜ頭の中に浮かべにくいのか」と考えることも大切です。
これもよくあるパターンですが、目の動き(眼球運動)が悪いと思い浮かべるということにも苦手さが出やすくなります。
目を動かすことに労力がかかりすぎてしまい、記憶として残りにくくなるからです。
※これは原因の一例で全てが眼球運動に原因するものではありません。
さらに、触覚の過敏さ(触覚防衛反応)があると、皮膚から情報を受け取ることに苦手さを持ちます。
そうすると、目と手を連動させて物を見る力がうまく働きません。
手元を見る力も弱くなったり、からだのイメージもぼんやりしがちです。
そうすると、触っている物をイメージする力も弱くなりがちです。
では、なぜ目の動き(眼球運動)に苦手さが現れるのかというと、「平衡感覚(前庭感覚)」に原因があったりします。脳科学的な根拠がありますが省きます。
そして、触覚の過敏さを改善するためには、脳内がしっかり覚醒していることが大切で、そのためには、自律神経系を整えることが必要です。
自律神経系は、先述した前庭感覚を鍛えることで安定します。
つまり、「繰り上がりのある足し算」の学習に対する根本的な解決策として「平衡感覚を養うこと」が浮かび上がってくるということです。
ピアノ演奏に関しても、動きを見ているだけで様々な凹凸のようなものが見えてきます。
楽譜が読みづらかったり、楽譜は読めるのに手が思い通りに動かなかったり、リズム感がなかったり、力の加減がしにくい、他にもいろいろ。。。などは、その部分だけに焦点をあてて指導しても根本的な解決にはならないことが多いです。
根本的に変化させていくには様々な要素が必要です。
そのためにおすすめできるのは、私の知っている中では『フェルデンクライス』『ビジョントレーニング』です。
『ブレインジム』や『感覚統合』といったものもおすすめですが、講師かなざわが実際に学んだり、レッスンに応用したり、自閉症の息子にも受けさせて効果を実感しているのは上記の2つです。
何か苦手さを持っていると感じても、『ピアノレッスン』を提供している身としては、そこまでつっこんで親御さんにオススメすべきなのかと悩むことも多いです。
ご興味がありましたらお気軽にお声がけください。
〚生徒さん募集&レッスン空き状況〛
以下、2019年11月現在の状況です。
【館林教室】担当講師-松本りか
生徒さんの募集を継続しています。曜日や時間帯についてご相談ください。
募集しているコースは以下となります。『リトミック』『子供のレッスン』『大人のレッスン』『発達障がいその他の障がいをもつお子さまのレッスン』。
【行田教室】担当講師-金沢紗智
『子供のレッスン』『発達障がいその他の障がいのお子さまのレッスン』:今年度の募集を終了しました。空きが出ましたらお知らせいたします。
『大人のレッスン』『身体の調律コース』『面談セッション』:午前中または午後の早い時間帯にいらっしゃることができるようでしたら、お受けできる枠があります。(単発のレッスンのみとなります)
料金はこちら
生徒さんのお声はこちら
〚ピアノ講師の方募集〛
さちピアノ教室はおかげさまで、個人のピアノ教室としては異例のぶるいの多くの生徒さんを持ち、安定した運営を続けています。
年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。
従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。
そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。
【条件】
- 行田市、鴻巣市、羽生市、千代田町、邑楽町近辺に居住されている方。
- ご自宅の一室をレッスン室として使用することのできる環境にある方。
- 音楽大学、普通大学の音楽科、もしくは相当する音楽系の学校出身者。
- 専攻楽器は問いません。(ピアノでなくてもOK)
- 講師かなざわさちのブログに目を通して頂き、指導法に共感、興味を持てる方。
- 年齢は不問。
- 多少のPCスキルのある方。(Eメール、ワード、エクセルの基本機能が使えること)
- 稼働日数、稼働時間はお任せします。
【待遇】
業務委託契約(大手の音楽教室を上回る待遇をお約束します。)
ご自身の無理のない範囲でレッスンできるため、プライベートとの両立もしやすいです。
※詳細は、メールや直接お会いしての面談の中でご説明いたします。
お問い合わせはこちらへお願いします。