行田教室かなざわさちです。いよいよ今年も残りわずかとなりました。行田教室の年末最後のレッスン日は12月28日でした。年末の生徒さんレッスン風景です。
ピアノを弾いた後に気分転換をこのような形でする小学2年生。
すばらしい気分転換法!
小学2年生。この日は学校の終業式だったそうです。
1週間で譜読みが終わり、一発合格です。
今までは、楽譜はよく読める、けれどもピアノを弾きながら楽譜を読む、となるとやりにくそうにしている様子が伺えましたが、見ること、聴くこと、それを手に協調させることがバランス良く統合され始めているように見え、譜読み能力がどんどんあがっています。
余談ですが10歳までは、実は大人と同じようには子供には見る能力がありません。(もちろん個人によって差があります。)
幼いうちから英才教育的に楽譜読みをガツガツさせる先生もいらっしゃいますが、小さすぎる子供に早くから鉛筆を握らせると不適切な癖がつくように、幼少時の無理をさせる楽譜読みにもあまりいいことは起こりません。
一番の問題は親御さんが心配してしまい、「譜読みができない」と連呼するようになり、子供に劣等感がつくことです。
しかし、じゃあ小さい頃は楽譜を見せないほうがよいのかというとそうではありません。
最初から音だけを頼りに弾かせてしまうことは、視覚機能がせっかく整ってくる中学以降に支障をきたすことがあります。どうしても楽譜を見ることがおっくうになってしまいます。
楽譜にはいろいろな情報が載っていて、それを弾くとこういう曲になる、と感じる経験は必須です。
子供は色による識別能力は高いため、当教室では楽譜の識別がまだ難しいお子さんには音符に色を塗ることで楽譜を読んでもらっています。
小学2年生、自閉くん。
すべての自閉症のお子さんにあてはまるわけではないですが、いわゆる普通の子供に比べて『プロセス』にとどまる能力が非常に高いと感じています。
大多数の人が、こういう音になればいい、こういう曲になればいい、というゴールを設定しそこにたどり着くまでのプロセス(練習方法や弾き方)を無視してしまう傾向があります。
しかし自閉傾向のあるお子さんはゴールではなく、目の前にある楽譜を見て、まるで職人のように丁寧に正確に弾こうとします。
なので、微妙なミスタッチも許さず、音やリズムが合っていても指番号の違いも許しません。
でも、どこにたどり着くかなど気にしていません。
何か本番があるときは別として、私たちはピアノを通して何らかの成長、学びがあればいいわけです。
このようにプロセスにとどまることができるお子さんを見ると、『うまく弾きたい、最短距離で行きたい』という自分の欲望にハッと気づくことがたびたびあります。
小学2年、大人気のパプリカを弾いています。
日本ではピアノ人口は女子のほうが圧倒的に多いのですが、当教室はなぜか生徒さんの半数以上が男子です。
でも欧米諸国では男子のほうがピアノ人口が多いんです。
ここは日本ではないのかもしれません(笑)
小学4年、バッハ作曲『インベンション』より二短調を弾いています。
ピアノを専門的に学ぼうと思うお子さんに欠かせないのは、バッハの曲をやることだと思います。
西洋音楽の歴史がどのような変遷をもって形作られてきたのか、それの礎と呼んでも過言ではないバッハの曲を体験することで『基礎』と呼べるものが身につくからです。
子供にはだいたい不人気の、バッハ作曲インベンション(笑)大人になってから聴いたり弾いたりするとすごくいいなと感じるのはなぜなんでしょう。
すこーし退屈な感じがするかもしれないけれど、知らないうちに一つ何かを乗り越えることのできるインベンションという曲集です。
〚生徒さん募集&レッスン空き状況〛
以下、2020年1月の状況です。
【館林教室】担当講師-松本りか
生徒さんの募集を継続しています。曜日や時間帯についてご相談ください。
募集しているコースは以下となります。『子供のレッスン』『大人のレッスン』『発達障がいその他の障がいをもつお子さまのレッスン』。
【行田教室】担当講師-金沢紗智
『子供のレッスン』『発達障がいその他の障がいのお子さまのレッスン』:今年度の募集を終了しました。空きが出ましたらお知らせいたします。
『大人のレッスン』『身体の調律コース』『面談セッション』:午前中または午後の早い時間帯にいらっしゃることができるようでしたら、お受けできる枠があります。(単発のレッスンのみとなります)
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〚ピアノの先生募集!!〛
さちピアノ教室はおかげさまで、個人のピアノ教室としては異例のぶるいの多くの生徒さんを持ち、安定した運営を続けています。
年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。
従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。
そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。
【条件】
- 行田市、鴻巣市、羽生市、千代田町、邑楽町近辺に居住されている方。
- ご自宅の一室をレッスン室として使用することのできる環境にある方。
- 音楽大学、普通大学の音楽科、もしくは相当する音楽系の学校出身者。
- 専攻楽器は問いません。(ピアノでなくてもOK)
- 講師かなざわさちのブログに目を通して頂き、指導法に共感、興味を持てる方。
- 年齢は不問。
- 多少のPCスキルのある方。(Eメール、ワード、エクセルの基本機能が使えること)
- 稼働日数、稼働時間はお任せします。
【待遇】
業務委託契約(大手の音楽教室や、個人経営の教室の報酬を上回る待遇をお約束します。)
ご自身の無理のない範囲でレッスンできるため、プライベートとの両立もしやすいです。
※詳細は、メールや直接お会いしての面談の中でご説明いたします。
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