行田教室かなざわです。下の画像は小学4年と1年の生徒さん。姉妹で習いにきてくれています。(ちなみにもう1人上にお姉ちゃんがいて習いにきてくれてます)これはレッスンにも取り入れているフェルデンクライスの動きの一つです。
画像の2人がやっている動きはチャレンジングな内容です。
でも『できる』必要はないとフェルデンクライス自身が言っています。
フェルデンクライスはこう言いました。
この動きはできるようになる必要はない、だってこの動きができないことでこの先困ることがあるのか?と。
でも続けてこうも言いました。
重要なのはできるようになることではない。重要なのは、『今自分が何をしているのか知ること』である。
もし、何をやっているかわからずに何かをしたとすると、それはあなたに選択肢がない、あるいは自由意志がないということになる。
それまでの古い癖のみによって機能しているということになる。
私は、生徒さんのピアノレッスンに関して何か優れていたり、美しい演奏ができたりというところにはあまり興味がありません。(もちろん全然興味がないわけではないです)
それよりも、『何に気づくか、どのように学ぶのか』をよく見たいと思っています。
私が目指していることがピアノをうまくさせること、何かを習得させることなのであれば、教室は深呼吸できないような閉鎖的な空間となるでしょう。(そうなりそうな時も昔はありましたが、幸い気づくことができました。)
無理をして小さい頃からピアノや勉強をひたすらやって、良い学歴や賞を得たとします。
その時点では自分自身の評価や自信というものに確かにつながるかもしれません。
でも無理をし続けた代償は、必ず人生の中で痛みや不快感、病気、イライラ、感情の大きな起伏、気分の落ち込みなどといったことで支払われることになります。
(ついでに言えばこれからはさらに、学歴が助けにならない世の中になっていくと思うので受験勉強の意味がわかりません。)
お子さんに対して望むこと、ご自身に望むことは何でしょう。
ただ幸せに生きていきたいということではないでしょうか。
幸せに生きるというのは、やりたいことを実行するために多くの選択肢があるということを知っていたり、自分のことが好きだったり、自由にできることを知っているということではないでしょうか。
よく耳にし、やるせない思いになることがあります。
ピアノを習うことによって他の人と自分を比べ、劣っていると感じ自己評価を下げるお子さんがいることです。
幸せになりたくて、習わせたり習ったりするのに劣等感を感じるようなことがあったら本末転倒以外の何物でもありません。
ピアノ演奏に限らずですが、すべてのことは他人と比べる必要はなく、自分が前より成長しているか、変化しているか、これを感じることが重要です。
そのためにはやはり、『自分が今何をしているのか』がわかることが必要。
だってそこがわからないと変化したのか、成長できたのかどうかも感じることができないからです。
『自分が今何をしているのかわかるようになっていく』方法は、昔から多くのことが試されてきました。
フェルデンクライス・メソッドはそれを追求するワークですが、少々難解なところもあります。
日常に取り入れやすく継続しやすく、他のメソッドの考え方も統合し取り組みやすいように探求と実験を重ね、ようやく準備が整ったのが、『アソブワーク』です。
5月からYouTubeにて配信を始めます。
Wi-Fiに接続できる環境とスマホさえあれば始めることができます。
下記はチラシです。ご興味のある方はお問い合わせください。