自閉症9歳息子の自粛生活!

行田教室かなざわです。外出自粛生活中の自閉症9歳息子のことを書きます。勉強と運動、ピアノ。

6月からは学校が再開されるような雰囲気になってきましたね。

自粛生活の自閉症9歳(なおき)は土日祝日以外は児童デイサービス(障害児向けの学童のようなところ)に朝9時半から15時半まで預かってもらって過ごしました。

 

この施設は成人の知的障がいのある方などの介護、就労支援なども昔からやっていて、福祉のスペシャリストと言えるところで、たくさんの実績と経験があります。

何より職員の方々が本当によく勉強されていて、安心して送り出すことができています。

 

ITを学ばせたり感覚統合のようなことを売りに運営されているデイサービスもありますが、こちらはとにかく楽しく快適に過ごさせてくれるところが大好きです。

 

というわけで上記の時間帯は息子のことからは解放されており、それ以外の時間に何をやっているかということですが、「漢字」「ピアノ」「算数」「遊ぶ」です。

 

息子は小学校の支援級在籍です。そのためか宿題はほとんどないのであっという間に終わってしまいます。

ずっとからだを動かして遊べている状況ならよいのですが、そういうわけにもいかないので、漢字、ピアノ、算数をそれぞれ1日に1回以上やる、ということにしています。

 

上の漢字ドリルは息子がはまっているドリルで、最初は復習として小学3年のものを終わらせたのですが、「全学年制覇したい!」と言い出したため、小学4年、1年、2年を続けてすべて終わらせています。次は5年生のドリルです。

 

算数は小学3年のものを一通り復習し、少しずつ4年の課題を進めています。

基本的に、公立の学校で習う内容は異常に進みが遅いので、家で1ページ進めるだけで充分ついていける内容なのだなと感じました。

自粛生活を機に、本気で学校はなくてもいいかも(デイサービスはないと困るけど)と思いました。

 

自粛生活でよいのは朝、ピアノの練習ができることです。

やらないこともありますが、ほぼ毎日何かしら私が設定した課題をやります。

ピアノはこの2ヶ月でかなり上達がみえるものとなりました。

初見演奏の練習としてやらせているシンプルできれいな連弾曲集。

2回くらいの練習でだいたい弾けるのでストレスも少ないです。


今さらはまりはじめた「妖怪ウォッチぷにぷに」

やや難しいので数日練習が必要でした。

ほとんどの楽譜がネット上で手に入る世の中で助かります。


最後に基本のバイエル。

バイエルが合うタイプとそうでないタイプがいて、息子はバイエルと相性が良いため基本の教材として進めています。

息子にはおこづかいをあげていないので、それの代わりとして月末にピアノやお勉強の目標を7割達成できたら好きなおもちゃを買うことにしています。

7割くらいは達成できているのでだいたい月末にはおもちゃがもらえます。

 

自粛生活は大変なところもありますが、今までなんとなくやっていてやめられなかったことをやめるきっかけになったり、家で熱中できることも見つけられたりして、よいものもあるなと感じています。

私はYou Tubeの動画をアップすることにはまり、コメントや評価、視聴回数などを見て世の中の人がどのようなものを観たいと感じているのかとか、質の良いものでも視聴率が上がるとは限らないのだなとかいろいろ考えるのが楽しいです。

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なんとなくモヤモヤのまま続く自粛生活ですが、私はフェルデンクライスを毎日やっているので、運動不足による不調は起こっていません。

お家で30分あればできるお手軽かつものすごく効果のある動きなので、ご興味ある方はぜひご参加ください。

下のチラシの内容をやっています。フェルデンクライスをベースにみなさんがやりやすいように、いろいろと応用を加えた内容です。

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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さちピアノ教室はおかげさまで、個人のピアノ教室としては異例のぶるいの多くの生徒さんを持ち、安定した運営を続けています。

 

年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。

 

そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。

 

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