発表会直前の生徒さん演奏動画(レッスン中)

発表会の準備でなんとなく慌しくブログの更新が滞っていました。発表会は今の所開催予定ですが、直前になって会場が使えないなんてこともありえなくない。。。ですが、ダメと言われるまでは万全の準備をしてやりきるつもりでいます。生徒さんのレッスン中の演奏動画です。

ちょうちょを弾く年中さんです。

幼く体も小さいのに非常に大きな美しい音を出します。

こうした自由な弾き方を、大人になるにつれて忘れていくことが多いです。

なるべく手放したくない美しさです。


幼稚園、保育園でよく歌われて小さいお子さんの好きな「にじ」を歌う小学1年生です。何も指示していないのにノリノリで体を動かしています。

恥ずかしさがなく、全身で自分を表現できるのが本当に素晴らしいです。


右半身に麻痺のある小学2年生です。

ピアノは両手で弾いてこそ、と思っている方も多いと思いますが最近は左手のみで弾く曲も世の中にたくさん出ています。

継続してやり続ければ、左手のみで美しくピアノを弾くことも不可能ではありません。


教室のトイピアノを研究する小学3年生。

聖者の行進も弾いています。

大人からみると遊んでいるだけで学んでいるように見えなかったりしますが、この一連の動きでも音階を学び鍵盤の構成を学んでいる様子がわかります。

子供が遊び弾きしているときは、できるだけとめずに見守りましょう。


小さな世界の連弾をする小学1年生と4年生の姉妹です。

お姉ちゃんが妹の間違いに翻弄されて最後ほよほよになっているのがかわいいです。

きょうだいでできる最大の利点は連弾できることにあると思います。


鬼滅の刃のfrom the edgeを弾く小学4年生です。

彼女は年少さんから習っています。

当たり前ですがずいぶんお姉さんになり感慨深いです。


生徒さんではありませんが、発表会に出演する私の甥です。

小学5年生で小中高1貫校(男子校)に通っています。

英語が得意なので英語の歌を歌います。

小5ですがすでに中2病をかもし出す甥、歌の歌詞も中2病的なんです(笑)


上の甥と同じ小学5年生。

同じ小学5年でも、彼は虫を愛する正統派です。

セミの研究をちょこっとみせてもらいましたが、すごかったです。

ピアノ演奏も極めて正統派です。


ドラゴンクエストⅢの「そして伝説へ」を連弾で弾いている小学6年生とお母さんです。

ドラクエはⅠ、Ⅱ、Ⅲが最高だと思っている私です。


すとぷりのオタクと自ら名乗る中学2年生。

極めています(笑)


高校1年生。

東京事変の「永遠の不在証明」を歌います。

46歳でドラムをはじめて2ヶ月の姉も参加し、セッションをしました。

ドラムが思ったより爆音でしたが発表会ではバランス良くできる予定です。


最後を飾るのは62歳でピアノをはじめた生徒さん。

サウンド・オブ・ミュージックの「私のお気に入り」を私と連弾で弾いています。

細かいところまで丁寧に練習される方で、かつ本当に楽しそうにピアノを弾いてくださるのでこちらも学びがたくさんあります。

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

従来の精神論に頼らない科学的な根拠に基づいた指導法をもっと広げ、本質的な意味で生徒さんの人生の質をあげることに貢献していきたいと考えています。

 

そこで、指導方針に共感し、一緒に教室の運営に携わってくださるピアノ講師の方を募集します。

 

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