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講師かなざわの中学生時代の演奏(伴奏)

私が中学3年の時に学内音楽会の演奏がCDで配布されました。ずっと手元にありましたが、CDでそのまま置いておくと失くすと思ったため自身で伴奏したものはYouTubeにアップしました。30年前の合唱です。

30代後半から40代周辺の方ならおそらくご存知であろう「大地讃頌」。

クラス合唱です。振り返ってみると難易度の高い曲で、合唱部でもないのによくこれを歌って成立していたなと感じました。

当時の行田市立見沼中学校というところは合唱のレベルが高かったです。

今も教壇に立たれている音楽の堀越章子先生の力が素晴らしかったと思います。


これも同じくクラス合唱、自由曲として選んだ「Mr.ブルー私の地球」です。

この曲の選曲の際、あまりにも簡単な伴奏かつ内容もシンプルすぎて優勝ができないと思ったため、ほぼ私1人で反対しましたが、クラスの多数がこれが好きだったためこちらになりました。

納得がいかないまま伴奏していた当時でしたが、聴くと中学生の若々しい歌声に気分が上がります。


これは合唱部の演奏です。

曲は「IN TEERA PAX」。

この曲は当時の合唱部の顧問の先生に

「さち、おまえにしか伴奏ができない難しい曲を選んだんだ。」

とおっしゃって頂いてワクワクして引き受けた曲です。

この演奏では割とよく弾いていますが、埼玉のコンクールの際に派手にミスをやらかしてしまい(1番初めのところで)、それは今でも思い出します。

まとめ

認知症のお年寄りなどに子どもの頃に歌っていた曲を歌ってもらったりすると、認知機能が回復したりするそうですが、それだけ子どもの頃に音楽という刺激を通して得た感覚は、大人になってから貴重な財産となります。

私が動画をアップしながら演奏を聴いて感じたのは、自分の若い時の演奏のエネルギーととても優しい友達がいたこと、親身になってくださる先生がたくさんいたことでした。

当時は気づかなかったことに大人になって気づき、その感覚をもとに、「よしまたやっていこう!」と考えることができます。

 

音楽をやっているお子さんの演奏などはぜひ残る形で保存してあげて欲しいです。DVD等では失くすリスクが大きいです。

私はYouTubeの限定公開という方法でアップしてすぐに観れるようにしています。

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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