自閉症なおきの自由研究とボルダリング、英語

講師の息子(自閉症&知的障害グレー&ADHD)の近況です。今更ながら夏休みの自由研究も載せます。

上の画像は自由研究ノートの表紙です。

下の画像はタップするとご覧いただけます。

【どうしてこの研究をしようと思ったか】

僕は5年生の1月からボルダリングを習っています。

2022年4月(に)5級を合格して、今4級のステージに挑戦しています。

4級のステージは17面。今、4ステージクリアしました。残り13ステージ。

1ヶ月に1ステージずつクリアして2023年10月の4級合格を目指しています。(これを待たずして2022年10月に4級を合格。)

自分の弱点や課題を取り上げ4級のホールドの特徴と攻略法をまとめようと思いました。

そしてこれを見てボルダリングに興味を持ってくれる人が増えるといいなと思いました。


【まとめ】

今回自由研究で自分の弱点を知ることができてそれを考えながら練習することで上手になってきたのがうれしかったです。

色んなネットを見て言葉やコツを調べることができておもしろかったです。

ボルダリングの先生に教えてもらったことを文章にしたり写真を見ながら考えることができて良かったです。

 

金沢尚起(小6)


上の画像は、ページ番号を振らなかったため順番がわからなくなってしまいそのまま掲載しています。

なので文章がつながらない箇所も多数。。。ご承知おきください。

 

自由研究は全てなおき自身の言葉で書きました。

 

ボルダリングの他の競技にはない素晴らしさは、なんと言っても「動きをイメージしてから登る」ことだと思います。

ホールドと呼ばれる石の配列を見て、自身がどのように動きどこに手を置き、どこに脚を置くか、石の質感、自分が感じる重力や筋肉の状態までもイメージしてから行います。

 

動きを洗練させる非常に有効な方法の一つに「イメージする」ことが挙げられますが、これをまず先にやらないとできないのがボルダリングの面白いところ。

運動神経のみで登ろうとするとすぐに限界がきます。

戦略を持つ、つまり考えないと全くできないスポーツなんです。

 

 

現在は、自分で課題を作るところまで成長し、私に登らせたり先生に登ってもらったりしています。

将棋のような面白さもあるらしいです。(私はその面白さに気づくほど上手くありませんが。。。)

 

週3回をボルダリングジムに通い詰め、家では至る所をボルダリングに見立てて登っていってしまう現在。

そんな日々の中で「将来はボルダリングジムの先生になる!」と言っています。

なので来年は中学生ですが、部活には入らずボルダリングに通う日を増やす予定です。

 

ところで今年からボルダリングがオリンピックの正式種目になったそうですね。

そのうちになおきが出場?(なんて。実際は人と比べることに興味なし笑。)

 

なおきにはフェルデンクライスという動きのメソッドの考え方を教育にとけ込ませてきました。

発達障害には必ず何らかの不器用さが伴います。息子もその1人でした。

箸が持てない、鼻がかめない、字が書けない、などなど他にも多数。

現在は、器用な子、スポーツ万能な子、と言われるまでになりました。

 

動きを洗練し発達を促すフェルデンクライスメソッド、その凄まじいけれど優しい力を、今、目の前で見ています。

 

フェルデンクライスは私の基礎であり呼吸のようなもの。

当然のことながらピアノレッスンにもその全てを反映させています。

 

余談:このブログを楽しみにしてくださる方が増え、何かしらの良い印象を残してくださる方も多いようです。私が発する心地の良い言葉・文章があるとしたら、それらはほとんどがフェルデンクライスからの引用です笑

なおきの最近のピアノ

最近ようやく、ピアノの1オクターブが掴める手の大きさになりました。

ギリッギリですが嬉しい様子で練習しています。

曲はゲーム「青鬼」のBGMでなおきの耳コピによる作品です。

最近の英語の宿題

英語のレッスンを週に1回、20分間受けています。

上は先生からの宿題です。

1人でやり、誰も助けていません。

 

知的障がいの診断がありますが、小学6年でここまでできるようになります。

ちゃんとtheを使い、in/atも使い分けている。

英会話をする目的ならば、これに単語力が増していけばもう十分じゃね?って感じです。

 

なおきはzoomでレッスンを受けています。

習っている英語の先生は個人の先生です。紹介も可能です。

興味がありましたらお声がけください。(この先生もフェルデンクライスのツテで出会いました。)

 問い合わせフォーム公式ラインアカウントからどうぞ。

 

最後に、動いているボルダリング(なおき)

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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年度替わりの際に、進学等により多少の空きが出ることがありますが、ほぼ定員いっぱいで、生徒さんを増やすことがなかなかできない状況です。

 

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