近年、IT機器の急速な普及が進んでおり、その影響が特に子供たちの発達について懸念されています。ここでは、この新しい技術環境が引き起こす具体的な問題点について説明します。
長時間の画面利用が姿勢の悪化につながります。
例えば、ストレートネックの状態になっているお子さんも増えています。
IT機器の使用は目に付随する筋肉を過剰に使いますが、その筋肉は全身の筋肉とつながっています。余計な筋肉を知らずに使うことは、そのときだけでなくしばらくの間、体の隅々まで影響を及ぼし続けます。
これが繰り返されることで、その過剰な筋肉の使い方が固定され、身体的な緊張だけでなく精神的な緊張にもつながります。
過剰に目の筋肉を使い続けることは自律神経が乱れ、朝起きられない、だるい、疲れる、頭痛、貧血などを引き起こすこともあります。
IT機器は非常に大きな刺激です。大きな刺激に慣れすぎると、小さな刺激を感じ分けることが難しくなります。
例えば、辛いカレーを食べ続けると、普通のカレーを食べたときにその違いを感じにくくなります。
刺激の少ないものに注意が向けられなくなると、感覚を繊細に使って学習することが難しくなります。
刺激の小さいものに楽しみを見いだせなくなります。
楽器の演奏も刺激が小さいものに分類されます。
インターネットやゲームの使用が増え、即時の報酬を求める傾向が強まります。
つまり、長期的な報酬となる楽器演奏の練習などに耐えられなくなり、長い時間かけて獲得するスキルを得ることが難しくなります。
デバイスから発せられるブルーライトが、寝る前の睡眠に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。私の自閉症の息子は、寝る2時間前にはIT機器の使用はやめるようにしています。
ソーシャルメディアの普及が、他者との比較に基づく不安感を引き起こすことが懸念されています。
大人の方でも子供でも、動画などで目にする演奏を普通だと勘違いし、自分がそれになかなか近づけないことに焦りを感じたり、自分の能力が劣っていると感じてしまうことがあります。
比較対象があまりにも広大なものとなってしまったため、自分のやっていることを過小評価してしまうのです。
これらの事実から、IT機器の過度な使用が子供たちの健康な発達に否定的な影響を及ぼすと言って過言ではありません。
保護者と教育者は、慎重な視点から子供たちのデジタルメディアの使用を管理する必要があります。
私の自閉症の息子も、IT機器の使用を朝15分、夜15分に限定しています。これによって、時間の余裕でき、楽器の練習や読書など、豊かな時間を過ごすことができるようになりました。
親の世代では当たり前だったことが、今や制限が必要な時代。
この時代、耳の痛い話ですが、是非とも考えていただきたい重要なテーマです。
ストレスがあると、ますます大きな刺激を求めがちです。
ストレスとの関係を見直すことも大切で、栄養や運動から精神の安定を得るための方法を日々研究しています。ご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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