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つれづれなるままにピアノ演奏「ツバメ」「ハナミズキ」

これを弾かない?と誘われたり、生徒さんが弾く又は歌う曲がいい曲だな、と感じた時に動画に上げることにしています。今回はYOASOBIのツバメ、一青窈のハナミズキを弾いてみました。

一青窈の「ハナミズキ」を高校時代の友達(トロンボーン)の高橋紘子さんと演奏。

この曲を弾くにあたって一青窈という人について、曲について調べました。

 

まずは歌詞です。

 

 空を押し上げて

 手を伸ばす君 五月のこと

 どうか来てほしい

 水際まで来てほしい

 つぼみをあげよう

 庭のハナミズキ

 

 薄紅色の可愛い君のね

 果てない夢がちゃんと

 終わりますように

 君と好きな人が

 百年続きますように

 

 夏は暑過ぎて

 僕から気持ちは重すぎて

 一緒にわたるには

 きっと船が沈んじゃう

 どうぞゆきなさい

 先にゆきなさい

 

 僕の我慢がいつか実を結び

 果てない波がちゃんと

 止まりますように

 君とすきな人が

 百年続きますように

 

 ひらり蝶々を

 追いかけて白い帆を揚げて

 母の日になれば

 ミズキの葉、贈って下さい

 待たなくてもいいよ

 知らなくてもいいよ

 

 薄紅色の可愛い君のね

 果てない夢がちゃんと

 終わりますように

 君と好きな人が

 百年続きますように

 

 僕の我慢がいつか実を結び

 果てない波がちゃんと

 止まりますように

 君と好きな人が

 百年続きますように

 

 君と好きな人が

 百年続きますように  

一青窈のお父さんは台湾人、お母さんは日本人です。

なんとなくエキゾチックな感じがしていたのはハーフだったからか〜と思いました。

この曲は、アメリカの同時多発テロが起こったことをきっかけに書いた曲とされています。

作詞当時は「テロ」「散弾銃」「ミサイル」といった生々しい言葉があり、一青窈いわく「挑戦的な詞」であったといいます。

テロに対する自分の想いを全部吐き出してから、その詞を削っていって「君と好きな人が百年続きますように」の言葉にたどり着いたのだそうです。


YOASOBIのツバメをピアノソロで演奏。

この曲はNHKの「YOASOBIと作る未来のうた」グランプリ作品、Eテレのテーマソングになっています。

生徒さんの「歌いたい」という希望を受け伴奏用に弾いてみたところ、さすがNHKだけありよく作られていていい曲だなあと思いました。

 

僕らは色とりどりの命と

この場所で共に生きている

それぞれ人も草木も花も鳥も

肩寄せ合いながら

僕らは求めるものも

描いてる未来も違うけれど

手と手を取り合えたなら

きっと笑い合える日が来るから

僕にはいま何ができるかな

 

の歌詞と音の合わせ方が特に素敵なのです。

YOASOBI版の曲が良い感じです↓

https://www.youtube.com/watch?v=qDL3zhB8-MM 

指導にあたって

当時、講師かなざわの1歳の息子がピアノで楽しそうに遊ぶ姿に感激しました。これは、その当時のかなざわにとってピアノは『楽しい』ものではなくなっていたからです。

 

人は本来、ピアノが楽しくないとか苦手だとは思いません。しかし、ピアノが苦手で楽しくないと感じ、結局は諦めてしまう人は多いのが現実です。それを変えたいという思いが、ピアノ教室を立ち上げる原点となりました。

 

お子様にピアノを習わせたい親御さんや、自分自身がピアノを学びたいと思っている大人の方々は、レッスンに何を期待されていますか?

私がピアノを習っていた当時は「上手い」ことが全てでした。

それは音大に入っても変わりませんでした。

 

しかし社会に出て「上手い」人に価値があるというわけではない、ということがわかりました。

それはとてもショッキングなことでした。

そこにたどり着けば上手くいくものだと思って努力していたからです。

これは勉強,就職に対する考え方と同じだと思います。

 

『上手い』演奏は目指しません。

ピアノレッスンそして練習というプロセスを通して『質の良い学び方』を学びます。

「結果」は、『学んだ』後に勝手についてきます。

練習、学びの質が良ければ自然と「上手い」演奏になるかもしれません。

 

 私が準備できるのは、まずは何度でも間違えられる、どのような弾き方でも批判を受けない、つまり「安全だ」と感じる環境を作り生徒さんが本来の力を出せるようお手伝いをすることです。

音楽は非常に歴史が深く人間の叡智が宿っています。

それを演奏する楽しさというのは格別です。

しかし、やり方を誤ると体を傷つけます。

 

私自身が、小学校高学年の頃から体の痛みに苦しめられることになりました。

30代を過ぎてからは治療法の確立されていないフォーカルジストニアという脳神経の難病を発症しています。

痛みや病気の発生はその取り組み方にありました。

 

努力や根性、厳しい訓練がもたらす弊害を、ジストニアをきっかけに始めたメソッド「フェルデンクライス」から学びました。

フェルデンクライスは脳の可塑性を利用した科学的なメソッドです。

動きを通して脳を活性化します。

 

根性論でなく、何か有名な教育書に書かれているからでもなく、ただ脳がどのようにしたら活性化するのか、よりよく学べるのか、それをフェルデンクライスは体験をもとに気づかせてくれます。

 

私の指導の源はそこにあります。

指導とは、その演奏を成しとげるための『新しい選択肢』を提示するものです。

『理想』はおしつけません。

一人ひとりに寄り添い、 その人らしい演奏を尊重します。

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