大きい音を出すために必要な経験
講師かなざわです。「もっと大きく弾いてみよう」とすると、急に音が硬くなったり、指だけで弾こうとしたりしてうまくいかないことがあります。
実はこれは、経験不足も原因の一つです。大きい音が出せないのには理由があります。
むちゃくちゃに弾いたことはありますか?
小さい頃、鍵盤をバン!と叩いたことはありますか?ドン!と両手で鳴らしたことはありますか?
私はあります。
母がいると怒られるので、いない時にこっそりやっていました。
あの時間は、ただのいたずらではありませんでした。
腕を使い、体重を乗せ、響きを体で感じていた時間。
音の実験をしていたのです。
フォルテは筋力ではない
大きい音は、筋力ではありません。「ここまで出しても大丈夫」という身体の許可でもあります。
小さい頃に自由に音を出した経験がある子は、
・鍵盤の底を知っている
・身体全体を使う感覚を知っている
・響きの広がりを体で覚えている
だからあとから、調整することができます。
逆に、最初から
「きれいに弾きましょう」
「静かにしましょう」
「正しく弾きましょう」
だけで育つと、音を壊す勇気が育ちません。フォルテ(大きい音)が難しくなることがあります。
遊びは、最高の学び
自由に音を出す時間は、決して無駄ではありません。むしろ、表現の土台です。
むちゃくちゃに鳴らしてもいい時間。思いきり響きを感じる時間。その経験があるからこそ、繊細なピアニッシモ(静かな音)も育ちます。
安心して音を出せる場所
教室では、安心して音を出せる時間を大切にしています。
むちゃくちゃに弾いても怒られないこと。
否定されないこと。
そして、少しずつ身体の使い方を知っていくこと。
そうやって、音は自然に育っていきます。
お子さんがバンバンとピアノの鍵盤を叩いているとき、講師がすぐに止めないのは、
それが“ただのいたずら”ではなく、学びにつながる遊びだとわかっているからです。
大きい音も、小さい音も、どちらも自由に行き来できる身体へ。でも、焦らなくて大丈夫です。今まさに子ども時代の真ん中にいるお子さんは、どうぞ安心してお任せください。
子ども時代を過ぎた大人の方には、子どもや赤ちゃんの動きを再学習することを基礎とした脳科学ベースのメソッド「フェルデンクライス」を応用しています。子どもの頃に置き忘れてしまった動きを、今から取り戻すこともできます。
現在、新規生徒さんを募集しています。
【定期レッスン】
2026年4月より
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「人気の教室だから入れないと思っていました」と言われることがありますが、調整次第でご案内できる時間帯もありますので、まずはお気軽にご相談ください。
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