講師のブログ

吃音でも物怖じせず接客!自閉症・高1息子のメンタルの強さがやばいバイト生活

通信制高校「ゼロ高」に入学し、アルバイトも始まった高校1年生の息子。 通信制というと「生活リズムが崩れるのでは…?」と心配される方も多いかもしれませんが、蓋を開けてみれば、中学生の頃よりも早く家を出て、毎日19時には帰宅するという、驚くほど規則正しい生活を送っています。

3歳の頃と、15歳の現在を比べてみました。
当時はトーマスのゴードンを肌身離さず持っていました。そして今でも、鉄オタは継続中です。
ある意味、継続力がある。あと、浮気しない性格ですね😆

3歳で自閉症と軽度知的障害の診断を受け、その後ADHDも加わりあらゆる感覚過敏も伴いながらの過去をもつ息子について書いてきました。高校1年の現在の彼の様子についてです。(知的障害については、その後の発達によりIQ100を遥に超える結果となったため療育手帳を返却しています。)

現在の息子の1週間のルーティンは大体こんな感じです。

  • 月・火曜日:午前中はゼロ高の授業。午後は勉強、ギター、合気道、ボルダリング、フェルデンクライス個人レッスンの習い事、夕飯には帰宅。※フェルデンクライスは吃音改善を目指してやっています。
  • 水〜土曜日:朝7時過ぎに家を出てお昼過ぎまでアルバイト。その後は大好きな鉄道の撮影に行き、19時に帰宅。
  • 日曜日:1日中どっぷり鉄道に浸り、夕飯に帰宅。

社会に出て、自分の足でしっかりと歩き始めています。
そして、ゼロ高の授業や環境がとにかく刺激的。4月4日行われた入学式では、主宰の堀江貴文さんがスピーチをしている動画がYouTubeにアップされています。息子は諸事情により欠席、ホリエモンの本物が見たかった(泣)

動画の冒頭で堀江さんが「28名中25名参加ということで」と話しているのですが、その欠席した3名のうちの1人が我が息子…。理由は「寝台列車(四季島)に乗っていたから」 。

後日行われたオンラインオリエンテーションでは、同級生たちの話が規格外すぎて親の私が震えました。
・「令和の虎」に起業家の中学生として出演経験があり、この1週間で10社に事業提案に行くという女の子
・馬術で日本一を目指し、馬のために福島県で一人暮らしをしている女の子 などなど。
他にもものすごい特技を持つ子ばかり。

13歳で起業したという近藤にこるさんも同級生で、授業でよく話しています。

大人と一緒にいるとふわっとした話し方をしていますが、授業ではキレッキレのトークをする『才女』という表現が似合う同級生です。

そんな環境に揉まれ、複数事業を経営する実業家の先生の授業を聞いたりする中で、息子が「将来は起業する。」と言い始めました。
まあ、私もピアノ教室を開業しているので起業しているし、夫も開業社会保険労務士なので親2人とも起業者ということになり、息子もそれが一番良いだろう(というかそれしかできない)と思っていたのでその方向に動いているな〜と感じました。

その先生が
「現在の普通の学校教育は、お金持ちでない人と、指示待ち人間を作る教育だ」
と評していたのが心に残りました。
決められた正解を間違えずにこなす労働者を育てる従来のシステムでは、自ら富を生み出す力や起業家精神はなかなか育たないと私も感じています。日頃から、枠にとらわれない自分らしい表現と身体の使い方を見つけるレッスンを心がけているからこそ、この言葉が腑に落ちました。
さらに、ゼロ高が面白いと感じるのは、「通信制で家にずっといると健康を害するから、運動しなさい」と指導してくれるところです。

実は私自身は、中学2、3年の時に「積極的不登校」を選択した時期がありました。ピアノがたくさん弾きたいから学校に行かないという選択自体はよかったのですが、一つだけ後悔しているのが、その時期に運動を全くしなかったために「強い身体を作れなかったこと」です。
この時の運動不足は後々まで尾を引き、私がフェルデンクライスに出会うまで、長年自分自身の身体に苦しめられる原因となりました。
だからこそ、勉強やビジネスの学びだけでなく、身体を動かすことの重要性をしっかり伝えてくれる学校の姿勢にはとても共感します。息子が合気道やボルダリング、フェルデンクライスを通して身体づくりに向き合えているのも、そうした環境の支えがあってこそだと感じています

そして、今の息子の姿を見ていると、ゼロ校の目指す「生き抜く力」の片鱗を感じる出来事もありました。
実は今のアルバイトが決まるまで、何社も応募しては面接を受けました。
普通なら心が折れてしまいそうですが、息子の「鋼のメンタル」には驚かされました。何度選考に落ちても全く落ち込まず、次々と応募し続ける強さ。
見守る親の私の方が落ち込みそうになったくらいです。さらに感心したのは、面接の際に自分の「吃音」についてごまかさず、自分の言葉でしっかりと企業側に伝えていたこと。

あらゆる企業を受けていた中でもう一つすごいと思ったのは、住所さえわかればどこにでも自転車や鉄道を使ってたどり着けるナビゲーション能力の高さです。このバイト先はどう?と私が聞いて住所を少し調べると、ああわかった、明日いってくるよ、となるので、方向音痴な私としては神にも等しい能力だと感じました(笑)

現在はお給料も月に10万円近くいただけるようになりました。働き始めてからも吃音を苦にすることなく、表に立つ接客のお仕事などもこなしているようです。

ただ、稼ぐ力や行動力には感心する一方で、スケジュールやお金など細々とした「管理能力」が著しく低いことが判明しました。。。
そのため、収入の使い道については、親である私が厳しめにルールを決めました。

  • 習い事代(合気道、ボルダリング、ギター、フェルデンクライス個人レッスン)29,800円:稼ぎの中から全額支払い
  • 自由になるお金:定額(2万円)のお小遣い制
  • 残りのお金:学校のイベント資金、投資資金、雑費

フェルデンクライスや日々の家事タスクで培ってきた「動く力」や「働く基盤」はしっかり育ってきたので、これからは「管理する力」を親のサポートのもとで鍛えていく段階です。
社会に出て働き、何度も不採用になっても諦めず、夢を語り始めた15歳。入学式より寝台列車を優先する我が子も、十分に個性的でゼロ高生らしいのかもしれません。

B’zの松本さんに憧れて小学5年くらいから始めたエレキギターはもちろん継続中です。髪型は98年のボーカル稲葉さんの写真を美容院に持って行って「これにしてください」と言ったそう笑。これは耳コピでのB’zの曲の一部。
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3歳で発達障がいの診断を受けた息子と日々向き合ってきた経験や、フォーカルジストニアという神経の難病を煩い、そのリハビリとして始めた「フェルデンクライス」を通じた身体アプローチは、今の私のレッスンの大きな土台となっています。 当教室ではピアノのほか、ボイトレ、トロンボーン、フルートのレッスンも行っており、発達特性のあるお子さんも積極的に受け入れています。

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