伴奏オーディションに合格!合否を超えて得られる「大きな成長」|行田市さちピアノ教室
こんにちは!行田市門井町の「さちピアノ教室」講師、主宰のかなざわさちです。
今日は、学校の伴奏オーディションで伴奏者に選ばれた、小学5年生の生徒さんのエピソードをご紹介します。(記事の最後に、オーディション前日のレッスンの様子の動画を載せています!)
曲は『のはら』。楽譜を渡されてからオーディション本番まで「わずか2週間」という短い期間でのチャレンジでした。
学校での役割が引き出す驚きのモチベーション
子どもというのは、学校のお勉強など「周りから社会的に称賛されること」に対しては、みんな自然と力を発揮してある程度頑張れるものです。
一方で、普段のピアノの練習は自分と向き合う時間が長いため、どんなお子さんにとっても、自分自身でモチベーションを高く保ち続けるのは、実はとても難しいことなのです。
しかし、「学校の伴奏者」となると話は別です。
今回挑戦した彼女も、伴奏者になることの「価値」や「役割」が明確に理解できたことで、モチベーションが爆上がりしました。自分の弾くピアノが学校のみんなの役に立つ。その明確な目標は、子どもたちの心に火をつける原動力になります。
わずか2週間の準備。効率的な練習と「力を抜く」こと
2週間という短い期間で曲を仕上げるため、私のほうからは、効率性の高い練習方法のみを厳選して提案していきました。短期間での練習に特に必要なのは「目標に近づく努力」であり、「無駄な努力」はできるだけ避けたいからです。
彼女の素晴らしいところは、丁寧に練習ができることです。指番号などのルールや、こちらが伝えたアドバイスをそのまますぐに実行できる素養を持っていました。これが今回、強みになったと思います。
最終的な仕上げの段階でポイントになったのが、「無駄な力を減らすこと」でした。ここで取り入れたのが、私が指導にも活かしているフェルデンクライスメソッドを用いた細かな体の使い方の指示です。
※フェルデンクライスメソッドとは? 自分の体の動かし方に心地よく意識を向け、無駄な力み(緊張)を手放していくことで、より楽で自然な身体の動きを学んでいく手法です。
このメソッドを取り入れ、「どうすれば細かく速い動きがもっと楽に弾けるか」を一緒に探っていきました。彼女がこのアプローチも素直に受け入れてくれたことが、最後の仕上がりへと繋がりました。
結果以上に「プロセス」が大切
オーディションですから、どうしても結果というものは出てきます。
ですが、私は受かる・受からないにかかわらず、こうした伴奏の機会には、ぜひみんなに積極的に挑戦してほしいと心から願っています。
なぜなら、「伴奏のオーディションを受ける!」と決めて目標に向かって駆け抜けた経験だけで、たった数週間であっても、通常のレッスンの1年分、いや2年分くらいに値するほど、みんな信じられないくらい上達するからです。
結果が出た後の喜んだり悔しがったりする経験も含めて、その頑張りのプロセスは、必ずその子自身の大きな力と自信に変わります。挑戦したこと自体が、大成功なのです。
これからも、一人ひとりの生徒さんの強みや個性を活かしながら、それぞれのペースでの「チャレンジ」を全力でサポートしていきたいと思います。

