講師のブログ

発表会動画!その⑤-高校生から大人の生徒さん連弾&ソロ

発表会演奏動画の最終号をお届けします。今回は高校生から大人の生徒さんの連弾とソロです。

発表会動画全てに対してなのですが、音が臨場感のあるまま撮れない、というのがどうしてもあります。

どの演奏ももっともっと響きがあり素晴らしいのですが集音器の限界と会場の構造があると思います。

こういう差を目の当たりにするたび人間の耳ってすごいのだなとも思います。

特に出演したみなさんはあれ?もっと上手く弾いてたのに、と感じると思いますがそれは真実ですのでがっかりしないでくださいね。

高校1年生によるFlower Dance-DJ OKAWARI。

今年の4月からピアノを始め半年経過した生徒さんです。

もちろん発表会にも初参加。これだけの短期間で難曲を弾きこなし発表会でもサラッと弾いてしまう、普通はできません。

彼女が描いている曲への明確なイメージと彼女自身の優しい性格が伝わる演奏です。

ピアノはいつ始めても遅くない!

高校1年生によるImitation Rain /SixTONES。

「過去1楽しかった」と感想を頂きました。

他の生徒さんから「とても楽しそうに弾いていてすごく良かった」とお声もありました。

楽しさが聞いている方にも届く、これはプロも目指しているものです✨

高校1年生によるベートーヴェンの悲愴第2楽章。

出演された大人の生徒さんのお嬢さんでピアノはもともと他で習っていらっしゃるのですが先生がご高齢で発表会をお辞めになったという経緯があり教室の発表会に初参加。

独特の表現世界があり魅了されました✨

湯山昭作曲のバウムクーヘンを演奏する大人の生徒さん。

本当に音楽がお好きで歌も習っていらっしゃり、ピアノのレッスンでは「この人の演奏がいいと思って。。。」といろんな作曲家の作品をお持ちになります。

湯山昭という作曲家は私が小さい頃に新進気鋭の作曲家として売れていましたが最近では重鎮や巨匠と呼ばれる存在になっています。売れ始めてからたった40年で新人から巨匠に変化するのかと何か感慨深いです。

湯山昭さんの作品はクラシック好きや数学が好きな方はハマることが多いです。楽譜を見ると美しい数学の世界が広がっているのがわかります。

62歳からピアノを始めた生徒さんです。

練習ではほぼつっかえることなく弾いていらっしゃいましたがたかが本番、されど本番。

少々のアクシデントがありつつも、ここはこうしたいという意志がはっきりと感じられる良い演奏でした。

遅めにピアノを始めた方が、発表会にも出ていらっしゃるということで勇気をもらうことも多いようです。

ピアノはいつ始めても遅くないし、発表会は進度が進んだから出るというものでもなく、ただ自身を表現する場所。

思うのは、やっぱり参加した方が楽しいということなのです。

主体的に取り組むことでもっと楽しくなる、これが発表会のもつ効果の一つです。

最後を華やかに締めくくってくださった大人の生徒さん。

曲はラフマニノフの幻想的小品集前奏曲より「鐘」。

これほど弾ける方であるのに小さい頃習っていた先生が怖かったため自信が持てずにいらしたそうです。

各地のストリートピアノで場数を踏みまくり、このサロンも個人的に借りて練習するなどなかなか真似できない過程を経ての素晴らしい演奏でした✨

講師演奏

円熟したみなさんの演奏に恥じぬよう、クラシックを(ギリギリクラシック)。

ピアソラ作曲の「リベルタンゴ」を高校の同級生でフルート奏者の清水彩子さんと共演。

これは数年前に一度彼女と演奏したことがあったのですが、その時よりも楽に弾けていることが実感できました。

これも脳の眠っている(いや眠らせている)力を目覚めさせる「フェルデンクライスメソッド」を欠かさずやっているおかげだと思います。

だって、43歳くらいでこれはできない、限界かもと思ったことが45歳でできるようになることって普通ありますか?

これが素晴らしい演奏ということではないのですが、(集音器がダメだしね:言い訳)前の自分よりも成熟した自分を実感できるのは嬉しい。それも痛みや負担を伴う努力ではなく、継続という努力によってなされるものなのがまたいいです。

フルートの彼女は、今は本当に素晴らしい唯一無二のフルート奏者ですが、小さい頃から英才教育で育ったわけではなく、みなさんと同じように中学から吹奏楽部で始めた方です。

高校で一緒に合わせをしている時には、それまでガリガリとピアノをやりソルフェージュなどの英才教育を施されてきた自分からすると「これくらいで音楽の道でやっていける?」と正直思ったこともあったのです。

それが今や、演奏をメインとしてフル活動する魅力的な奏者に成長。

20年ぶりに会った時にその上達ぶりに感動して涙が出そうになったのを覚えています。

人間には底知れない能力が眠っている。

それには私の経験から、みんなが大抵離れていく中学、高校、大学くらいまでどのように継続できたかということがかなり重要だと思います(子供の場合)。

人間の可能性ってすごく面白い。

私が学んでレッスンと演奏に生かしている「フェルデンクライス」は個人レッスンでも受けられますがビデオ視聴型のコースでもリーズナブルに体感して頂くことができます。

ぜひご利用ください。

発達の気になるお子さんの親御さん向け

コンシエンシアコース

もっと楽に上達したい楽器奏者、歌う方向け

プロベクタコース

ちなみに動画のyoutube投稿自体は在籍の生徒さんかつ出演された方については全て行なっていますのでチャンネルを登録してご覧ください↓
教室のyoutubeチャンネル

さちピアノ教室
https://sachi-piano-feldenkrais.com/


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