「発達障がい=できない」じゃない。難関中学に合格した甥と、ピアノ教室の想い
行田市門井町のさちピアノ教室、講師のかなざわです。受験シーズンが終わりましたね。 今日は、発達特性がありながら今年、難関中学に合格した甥のことを書きたいと思います。
特別支援クラスという「物差し」への違和感
だいぶ前のことですが、ある子どもが何気なく言った一言が今も心に残っています。
「勉強できないと、あそこに入れられるって言われた」
“あそこ”とは、特別支援クラスのことでした。 私の息子には自閉症があり、特別支援クラスで学んできました。だからこそ、その無邪気な言葉の奥に透けて見える“上下の物差し”に、強い違和感を覚えたのです。
甥にはADHDの特性があります。 小学校入学前には知的障がいの判定が出たこともあり、好きな教科の時だけ登校し、加配の先生がついていました。支援クラスのある学校であれば、間違いなくそこに在籍していたであろう特性です。 (ちなみにピアノは、私の信頼する友人のもとでずっと続けてきました)
実は、私の家系は私を含めてほとんどが発達特性を持っています。まさに「犬も歩けば棒にあたる」くらいに……(笑)。
お葬式での思わぬ一言
そんな甥が小学4、5年生の頃。 私の父(甥にとっては自分のおじいちゃん)のお葬式でのことです。静まり返ったお堂でしめやかにお経が読まれている中、甥が大きな声でこう言いました。
「早く終わらないかなー」 「いつ終わるのかなあ」
実の父の葬式だというのに、私は思わず大笑いしてしまいました。 なぜなら、私が心の中で思っていたことと全く同じだったからです。私はそう思っても口に出せない小心者ですが、悪気なくそのままポンと出してしまうのが、特性というものなんですよね。
今見えている姿だけで、未来を決めないで
それから年月が経ち――。 今年、その甥は偏差値74程度の難関中学校に合格しました。聞けば、塾には最下位の成績で入ったものの、最後にはトップになったそう。でも私は、この「数字」や「実績」を誇りたいわけではありません。
一番伝えたいのは、「今見えている姿だけで、その子の未来を決めないでほしい」ということです。
人は一生、途中経過です。 そしてこれは、勉強だけの話ではありません。ピアノのレッスンでも全く同じことが言えます。
特性を「直す」のではなく、合うやり方を見つける
さちピアノ教室には、以下のようなご相談とともに来られるお子さんがいらっしゃいます。
- 落ち着きがない
- こだわりが強い
- 練習を嫌がる
- 会話がかみ合わないことがある
- 指示が一度で通らない
- 話を聞いていないように見える
- 人見知り、場所見知りがある
「うちの子は無理かもしれません」 「こんな様子で大丈夫でしょうか」
そう不安そうにおっしゃる保護者の方も少なくありません。 でも、大丈夫です。
私はまず、「その子はどんな感覚なら安心できるのか」「どうすれば“できた!”という喜びを積み重ねられるのか」を一緒に探します。特性を“直す”のではなく、その子に合うやり方を見つけること。
特別支援クラスや、支援が必要な子どもたちは決して「下」ではありませんし、特性は「欠点」でもありません。環境さえ合えば、必ず自分らしい花を咲かせることができます。
子どもも、大人も、私たちはみんな一生、途中経過。 一人ひとりのペースを大切に、これからも音楽を通してお子さんたちの成長に彩りを添えられたら良いなと思っています😊
レッスン空き枠
2026年4月以降の定期レッスンの空き枠は
- 月曜日の15時〜16時過ぎくらいの時間帯
- 金曜日16時〜17時半頃
- 土曜日
にございます。
発達特性があって不安な方、他でうまくいかなかった経験のある方も、どうぞ安心してご相談ください。まずは体験レッスンで、お子さんに合うかどうか一緒に確かめていきましょう。




はれて卒業式を迎えた自閉症息子、高校は通信制のため早速やりたかった髪染めに行ってきました。B’zのボーカル稲葉さんの1998年の髪型にしてくださいと頼んだそう(笑)
その足でバイトの面接にも行きました。結果はいかに?
そしてこれを書いている今日の朝6時に彼は鉄道を撮るために出かけ、まだ今日は一度も顔を見ておりません。。。

