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偏差値74より、私が伝えたいこと

講師かなざわです。受験シーズンがほぼ終わりましたね。今日は、発達特性がありながら今年、難関中学に合格した甥のことを書きたいと思います。

だいぶ前、ある子どもが何気なく言った一言が今も心に残っています。
「勉強できないと、あそこに入れられると言われた」
“あそこ”とは、特別支援クラスのことでした。

私の息子は自閉症があり、特別支援クラスで学んできました。だからこそ、その言葉の奥にある“上下の物差し”に違和感を覚えました。

甥にはADHDの特性があります。小学校入学前には知的障がいの判定が出たことがあり、好きな教科だけ登校し、加配の先生がついていました。支援クラスのある学校であれば、そこに在籍していたであろう特性です。ピアノは、私の信頼する友人のもとで、ずっと続けてきました。

ある時、甥はおじいちゃんのお葬式で、静まり返ったお堂でお経が読まれている中、
「早く終わらないかな」
「いつ終わるのかなあ」
と大きな声で言ったことがあります。小学4、5年生の頃だったと思います。

私は実の父の葬式にも関わらず、思わず大笑いしてしまいました。なぜなら、私が心の中で思っていたことそのままだったからです。私はそう思っても口に出せない小心者ですが、それをそのまま出してしまうのが特性というもの(笑)

それから年月が経ち――
今年、その甥は偏差値74程度の難関中学校に合格しました。
私は、この数字を誇りたいわけではありません。

伝えたいのは、今見えている姿だけで、その子の未来を決めないでほしい、ということ。人は一生、途中経過です。
これは勉強だけの話ではありません。ピアノでも同じです。

当教室には、

・落ち着きがない
・こだわりが強い
・練習を嫌がる
・会話がかみ合わないことがある
・指示が一度で通らない
・話を聞いていないように見える
・人見知り、場所見知りがある

そう言われて来られるお子さんがいます。
「うちの子は無理かもしれません」
そう言って来られる保護者の方も少なくありません。

私はまず、その子は何が難しいのか。どんな感覚なら安心できるのか。どうすれば“できた”を積み重ねられるのかを一緒に探します。

特性を“直す”のではなく、その子に合うやり方を見つける。
特別支援クラスは「下」ではありません。特性は欠点ではありません。環境が合えば、伸び方は変わります。
子どもも、大人も、私たちはみんな一生、途中経過です。

2026年4月以降の定期レッスンの空き枠は、金曜日16時〜18時頃と、土曜日にございます。
発達特性があって不安な方、他でうまくいかなかった経験のある方も、どうぞ安心してご相談ください。

まずは体験レッスンで、お子さんに合うかどうか一緒に確かめていきましょう。


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さちピアノ教室
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